第160回芥川賞・直木賞の選考会が2018年1月16日(水)午後4時より築地・新喜楽で開催
され話題となっておりますね。
今回の記事では芥川賞と直木賞に選ばれた作品と受賞者についてまとめてみました。
芥川賞・直木賞決定
《芥川賞》
●上田岳弘:【ニムロッド】
芥川賞の受賞が決まった上田岳弘さんは、兵庫県明石市出身の39歳。早稲田大学を卒業後、IT企業の立ち上げに加わり、現在、その会社の役員を務めています。
平成25年に「太陽」で文芸誌の新人賞を受賞してデビューし、平成27年に発表した「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞しています。
芥川賞は3度目の候補で受賞しました。
受賞作の「ニムロッド」は、サーバーの保守会社に勤める主人公の男性が、仮想通貨「ビットコイン」の取引データを記録する業務を命じられるところから物語が始まります。
誰かが記録することで存在が証明されるというビットコインの仕組みを紹介しながら、主人公と恋人の女性や会社の先輩とのやり取り、それに、その先輩が書く小説を巧みに織り交ぜ、高度に情報化した社会における個人の在り方を問いかけています
引用元:NHK NEWSWEB
●町屋良平:【1R1分34秒】
芥川賞の受賞が決まった町屋良平さんは、東京都出身の35歳。埼玉県内の高校を卒業し、3年前に5人の男女の青春を描いた「青が破れる」で文芸誌の新人賞を受賞してデビューしました。
芥川賞は前回の候補作だった「しき」に続いて、2回目での受賞となりました。
受賞作の「1R1分34秒」は、無名のプロボクサーが、現状に悩みながらもボクシングに打ち込む姿を描いた物語です。
同じジムの先輩の指導に反発しながらも自己を見つめ直し、人間的にもボクサーとしても少しずつ変わっていく内面の移ろいが、細やかに描かれています。
「張り詰めていたものが楽になった」
町屋良平さんは「受賞の知らせを聞いて、張り詰めていたものが、1つ楽になりました。この作品には、小説を書ける喜びを込めました。これからも今まで通り、小説に向き合い、小説を裏切らないようにがんばっていきたい」と話していました。引用元:NHK NEWSWEB
《直木賞》
●真藤順丈:【宝島」
直木賞の受賞が決まった真藤順丈さんは、東京都出身の41歳。
大学を卒業後、自主制作映画を手がけたのち20代後半から本格的に小説を書き始め、平成20年に「地図男」や「庵堂三兄弟の聖職」など4つの異なる作品が立て続けに新人賞を受賞し、華々しいデビューを飾りました。直木賞は今回、初めての候補での受賞となりました。
受賞作の『宝島』は、戦後、アメリカ占領下の沖縄で米軍から物資を強奪して暮らしていた「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちの視点で、昭和47年の本土復帰までの20年間を描く青春群像劇です。
基地を襲撃した「戦果アギヤー」の英雄が行方不明になったあと、残された3人の男女がその消息を追いながら懸命に生きる姿を沖縄の戦後史の流れの中で描いた長編小説で、現代の基地問題につながる重いテーマを扱いながらも、沖縄の方言を多用したじょう舌かつ軽快な語り口で物語が進みます。
引用元:NHK NEWSWEB
【芥川賞・直木賞 受賞作が決定】https://t.co/cHMDyyHQ7G
第160回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が開かれ、芥川賞は上田岳弘氏の「ニムロッド」と町屋良平氏の「1R1分34秒」に決定。直木賞は真藤順丈氏の「宝島」に決まった。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年1月16日
最近冷めたトークで良くテレビで拝見する社会学者の古市憲寿さんも初めて芥川賞にノミネートされた『平成くん、さようなら』は惜しくも逃し、古市氏は発表直後に自身のツイッターで「がーーーーーん」とつぶやいたそうです。。。
がーーーーーん
— 古市憲寿 (@poe1985) 2019年1月16日
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芥川賞・直木賞決定ネットの反応
おめでとうございます。
受賞された方ではなく、古市さんの経歴とか紹介している記事が多く、
やっと受賞された方にフィーチャーした記事を読めました。
古市さんは落選しても小倉さんにいじってもらえるから喜んでそう。
芥川賞、直木賞をとってなくても個人的には面白い作品はたくさん埋もれてると思います、そういうのに当たるのが楽しくて古本屋さんに行くことがある。誰々が受賞しましたとか、大々的に宣伝するのは要らないな。
よく古市はコメンテーターで知名度があるから
賞を取らなくてもとか話題性でとかコメあるけど
古市と本の文学的な評価は別だぞ。
評価されるときは評価されるべき。
古市は嫌いだがノミネートされた本は
なかなかの出来だったよ。
芥川賞は18時には決まっていたようだが、これまでの選考会と比べても早い。
受賞した2人の作品が突出していて、意見が割れなかったのでしょう。
おめでとうございます。
「文芸春秋賞」に名称変更してはどうか?
昔のようなインパクトや権威を感じられない。芥川の名が無く。
出版不況で仕方ないのだろうが、せめて年1回にしてはどうか。
これが受賞するんじゃないかと思って朝 買っていた!#直木賞 #宝島 #真藤順丈 さんおめでとうございます㊗️🎊 pic.twitter.com/yArIjaVBUu
— 財津ひろみ(FBSアナウンサー) (@zay2hiro3) 2019年1月16日
やはり最近テレビによく出ている古市氏の記事が多かったようですね。
そして年2回ではなく年1回にしてはどうかという声もチラホラ見かけました。確かに年1回のほうがより、賞の重みが個人的にはあるような感じがしますね。
まとめ
今回の記事では、本日決定した芥川賞・直木賞作品と受賞者についてまとめてみました。
またネットの反応なども様々で勉強になりますね。
次回、誰が芥川賞・直木賞を手にするのか楽しみです。